
日本代表FW小川航基にはオランダ1部NECナイメヘン退団の可能性が取りざたされていたが、少なくとも2025年夏は残留する模様。かつて横浜F・マリノスの特別指定選手だったFW塩貝健人の台頭による影響が報じられていたが、ナイメヘン指揮官は引き続き小川をスタメン起用する意向だという。
小川は『R7』などで報じられたブラジル移籍の可能性について「ブラジルのサッカーは、僕のプレースタイルにマッチしない。今はナイメヘンでのプレーに集中しており、移籍については考えていない」とコメント。ただ一方で、「今季たくさんゴールを決めれたら、ビッグクラブが僕に興味を持ってくれるかもしれない。ビッグクラブでプレーするチャンスを得られるかもしれない」などとステップアップ移籍に意欲を覗かせていた。
その後、オランダ『gelderlander』が8月11日にナイメヘン退団の可能性を報道。小川は9日のオランダ1部リーグ開幕戦でオーバーヘッド弾を含む2ゴールを挙げているが、「ナイメヘンの監督はプレシーズンから塩貝を先発起用し、小川をベンチに置くという構想を描いている」とした上で、「小川は塩貝を優遇するナイメヘン監督の方針を受けて、今夏移籍を検討」と伝えていた。
しかし、『Forza NEC』は17日開催のオランダ1部リーグ第2節について「小川が引き続きスタメン出場する見込みだ」とリポート。ブラジルの複数メディアは、ナイメヘンが移籍金として2,500万ユーロ(約43億円)を要求している可能性を伝えているだけに、日本人ストライカーは残留に向かっているとみられる。
欧州挑戦1年目にリーグ戦で11ゴールを挙げ、2024/25シーズンも24試合の出場で7ゴールと結果を残した小川。2024年11月には「僕の目標は、UEFAチャンピオンズリーグでプレーすること」「プレミアリーグのトップレベルへもう一歩ステップアップすれば、それが最終目標になるかもしれない」「W杯の舞台でもゴールを決められたらいいね」などと今後の目標を語っているが、2025/26シーズンはナイメヘンでプレーすることになりそうだ。