
鹿島アントラーズ所属のブラジル人MFターレス・ブレーネルは現在、FCルフ・リヴィウ(ウクライナ)から期限付き移籍中だが、本人が母国メディアのインタビューで鹿島残留への思いを明かしている。
ブラジル『VAVEL』で8月15日に掲載されたインタビュー記事によると、ターレスは「日本に残りたいと思っている」とコメント。Jリーグの環境に対するポジティブな思いを明かすと、「人生で挑戦するときはいつも、勝利をつかむために全力を尽くしている。一番の目標はもちろん鹿島の力になることだけど、個人的にもここ鹿島で自分の歴史を刻みたい」と語ったという。
ブラジルの名門フルミネンセの下部組織出身であり、これまでウクライナ、フィンランド、日本でプレーしてきたターレスだが、7年以上にわたるプロキャリアをこう振り返っている。
「これまでのプロキャリアで、なかなか良い物語を書き上げてきたと思う。ブラジルでも屈指の名門クラブでプレーしてタイトルを獲得した。もちろん、ウクライナでの戦争は自分のキャリアに影響を与えた。だけど、今は日本のビッグクラブでプレーしているし、まだまだサッカー人生は長いと感じている」
なお、ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、鹿島への期限付き移籍期間は2025年12月までであるが、契約には買い取りオプションが付帯。レンタル元であるルフ・リヴィウとの契約は2026年6月まで残っているという。
ターレスは2025シーズンのJ1リーグ戦で3試合のスタメン出場にとどまっている。現時点で完全移籍移行の可能性は報じられていないが、果たしてシーズン終了後に鹿島で新たな契約を勝ち取ることはできるのだろうか。