マティアス・ロス 写真:Getty Images

 元U21デンマーク代表DFマティアス・ロスは2024/25シーズン限りでトルコ1部ガラタサライを退団して以降、無所属状態が続いている状況。NECナイメヘン在籍時に日本代表FW小川航基やMF佐野航大とチームメイトだったセンターバックは、2025年1月に浦和レッズからの関心が報じられていただけに、Jリーグ移籍も期待される。

 現在24歳のロスは、身長190cmで右利き。デンマーク1部オールボーBKでプロキャリアをスタートすると、2022年9月にガラタサライへ完全移籍する。ただガラタサライでは出場機会を得られず、2023/24シーズンはナイメヘンへ期限付き移籍。2024/25シーズンはスパルタ・プラハへレンタル移籍したが、チェコ1部リーグ戦で6試合のスタメン出場に終わり、1年で退団。レンタル元のガラタサライからも契約満了を告げられた。

 そんなロスには、2025年7月時点でチャールトン・アスレティック、ミルウォールFCなどイングランド2部所属複数クラブからの関心が報じられていたが、8月以降は音沙汰がない。現時点でJリーグ移籍の可能性が報じられていないとはいえ、浦和の補強ポイントに合致する可能性も。浦和はDF井上黎生人をセレッソ大阪へ完全移籍により放出したが、後釜確保には至っていない。

 くわえて、ロスには一時浦和移籍の可能性が取りざたされていた。トルコ紙『ミッリイェト』は2025年1月3日、チェコ国内メディアの報道内容を引用する形で「浦和がロスの獲得を望んでいる」とリポート。スパルタ所属DFアスガー・ソーレンセンへの関心もあわせて伝えていたが、両選手とも浦和移籍は実現していない。

 2024年のJ2得点王であるFW小森飛絢をジェフユナイテッド千葉から完全移籍したとはいえ、思うように補強が進んでいない浦和。マチェイ・スコルジャ監督は先日、センターバックの獲得を明言したが、果たしてロスの浦和移籍は実現するのだろうか。