
バイエルン(ドイツ1部)は昨シーズン、バンサン・コンパニ監督のもとでブンデスリーガのマイスターシャーレを2年ぶりに奪還。新シーズンに向けて、ドイツ代表FWレロイ・サネが退団した一方で、コロンビア代表FWルイス・ディアスを補強した。
フランス代表Fwキングスレー・コマンのアル・ナスル(サウジアラビア1部)への移籍が決定的となっているなかで、バイエルンは攻撃強化としてシュツットガルト(ドイツ1部)でプレーするドイツ代表FWニック・ウォルトメイドの獲得に動いているものの、高額な移籍金が障壁となっている。
移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、バイエルンはチェルシー(イングランド1部)に所属するフランス代表FWクリストファー・エンクンクを主要ターゲットの1人にしている模様。複数ポジションをカバーでき理想的な選手みなしているが、現時点では移籍交渉はコスト面に左右されるようだ。
ライプツィヒ(ドイツ1部)時代にはブンデスリーガでMVPや得点王を獲得したエンクンクだが、2023年夏に加入したチェルシーでは期待外れに。昨季は公式戦48試合に出場して15ゴール5アシストを記録しているものの、プレミアリーグでの出場機会は限定されていた。
なお、チェルシーを今夏に退団するとの見方が強まっているエンクンクには複数クラブが獲得に興味を持っており、現時点ではすべてがオープンな状況だという。バイエルンは今冬にも関心が取り沙汰されるなどしていたが、獲得に漕ぎ着けることはできるのだろうか。