守田英正 写真:Getty Images

 日本代表MF守田英正には以前、MF田中碧擁するリーズ・ユナイテッドをはじめプレミアリーグ複数クラブからの関心が報じられていたが、現時点で進展はない模様。それでもポルトガル1部スポルティングCPとの契約延長を拒否する見込みだが、その裏でクラブ側との考えの違いが浮き彫りになっているという。

 守田の去就を巡っては、2024/25シーズン中に契約延長交渉の破談、今夏移籍の可能性が報じられていた。また、ポルトガル『Leonino』は6月下旬の時点でリーズ、ウルバーハンプトン・ワンダラーズ、トルコ1部ベシクタシュからの関心をリポート。本人はプレミアリーグ挑戦にこだわっていることから、ベシクタシュ移籍を拒否したという。

 ポルトガル1部リーグ開幕間近であるなか、現時点でプレミアリーグ所属クラブからの正式オファーが届いていない模様。ポルトガル『leonino』は14日、守田本人の考えについてこう伝えている。

 「彼はコンフォートゾーンに居続けることを拒み、常に挑戦を求めている。その点で(残留を望む)スポルティングとは考えが異なる。スポルティングと契約延長で合意すれば、それがヨーロッパでの最後の契約になると考えている。それに彼はパフォーマンスの低下を望んでいない。新たな経験を積みたいと考えている」

 「彼が最も挑戦したいリーグは、プレミアリーグだ。31歳でリバプールへ移籍した遠藤航のような、近年の実績を持つ選手たちの存在も、プレミアリーグ挑戦への希望を後押ししている」

 守田とスポルティングの現行契約は2026年6月に満了を迎えるが、『leonino』の報道内容を踏まえると2025/26シーズン終了後にフリー移籍する可能性は高いとみられる。また、スポルティングが移籍金ゼロでの流出を嫌い、2025年夏に同選手を安価な移籍金でも放出するケースも考えられる。