稲村隼翔 写真:Getty Images

 アルビレックス新潟からスコットランド1部セルティックへ完全移籍したDF稲村隼翔には、早くも構想外の可能性が報じられている。他クラブへレンタル移籍との噂も飛び交うなか、ブレンダン・ロジャーズ監督が同選手に関する方針を固めたという。

 現地メディア『セルティックウェイ』が14日に伝えたところによると、セルティックは19日までにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)プレーオフの出場登録選手25名を最終決定する必要があるとのこと。UEFAへの登録リスト提出が義務付けられており、19日までに最大2名までメンバーを入れ替えることができるが、稲村はこのリストに含まれないという。

 セルティックはCLプレーオフ1stレグを20日に控える一方、14日にスコットランドリーグカップの初戦(対フォルカーク)に臨む。現地メディア『67 Hail Hail』はフォルカーク戦のメンバーについて、「ロジャーズ監督は大幅なターンオーバーを実施」とした上で、左サイドバックについて「プレシーズン中に好成績を残した稲村を起用する。(レンタル移籍の可能性も含めて)彼のパフォーマンスを見極めるという決断を下した」と報道。構想外の可能性も取りざたされているだけに、稲村としては少ないチャンスをものにしたいところだ。

 セルティックの左サイドバックでは、アーセナルやレアル・ソシエダでプレーしていたDFキーラン・ティアニーが主力選手として計算されており、DFリアム・スケールズも控えている状況。稲村はセンターバックを本職としているが、プレシーズンでは左サイドバックで試されている。

 2025/26シーズン開幕から2試合つづけてベンチ外と、早くも厳しい立場に置かれている稲村。セルティックへ加入したばかりとはいえ、フォルカーク戦でのパフォーマンス次第では、ロジャーズ監督からに見切りをつけられる可能性は十分考えられる。