藤井陽也 写真:Getty Images

 元日本代表DF藤井陽也には以前から名古屋グランパス復帰の可能性が取りざたされているが、KVコルトレイク退団に向かっている模様。ベルギー2部リーグ戦でのベンチ外が続く見込みだという。

 藤井の去就を巡っては、ベルギー『HLN』が8月2日に「名古屋は藤井を呼び戻す予定」とリポート。「名古屋はすでにコルトレイクにオファーを提示」「藤井本人も名古屋復帰に前向き」と伝えていたが、これ以降クラブ間交渉の行方は報じられていない。

 すでに8月9日のベルギー2部リーグ開幕節(対RSCAフューチャーズ)でベンチ外となっている藤井だが、『HLN』は14日に「藤井はコルトレイク退団に向けての準備をしており、(8月14日の)リールセ戦でもプレーしない」と報道。少なくともコルトレイク退団は決定的とみられる。

 その藤井は14日時点で、先日東京ヴェルディから名古屋へ完全移籍したFW木村勇大のインスタグラムアカウントをフォロー。FW永井謙佑、FWキャスパー・ユンカー、GK武田洋平など、名古屋在籍の複数選手をフォローしているだけに、名古屋復帰の可能性が高いという見方が広まっている。

 現在24歳の藤井は、2024年1月に名古屋からコルトレイクへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンの残留プレーオフでの活躍が評価され、6月に完全移籍へ移行。新たに2028年6月までの複数年契約を結んで臨んだ2024/25シーズンはベルギー1部リーグ戦22試合に出場。2025年1月に脛の手術のため戦列を離れていたが、復帰後も主力選手として活躍していた。

 コルトレイクの2部降格後、欧州でのプレー続行やブンデスリーガ昇格組ハンブルガーSVへの移籍が噂された藤井。Jリーグの移籍期間が残りわずかとなる中、名古屋復帰に迫っているようだ。