
横浜FC出身のパリ五輪U23日本代表FW斉藤光毅を巡り、争奪戦が勃発。イングランド2部QPRを期限付き移籍期間満了により退団し、ベルギー2部ロンメルSKへ復帰ししているが、QPR再加入にくわえて、日本代表FW古橋亨梧擁するバーミンガム・シティなど複数クラブからオファーが届いているという。
斉藤の去就を巡っては、英メディア『ポーツマスニュース』が6月末にイングランド2部ポーツマスFC移籍の可能性を報じていたものの、噂は立ち消えに。本人は7月末の時点でロンメルSKに合流しているが、8月10日開催のベルギー2部リーグ開幕戦ではベンチ外となっている。
そんななか、英紙『デイリーテレグラフ』のマイク・マクグラス記者は14日に「バーミンガムは、ロンメルから斉藤の獲得を目指すクラブのひとつだ」とリポート。移籍金が500万ポンド(約10億円)に達する可能性を伝えた上で、「QPRから(完全移籍の)オファーが届いているほか、ダービー・カウンティ、オランダ1部トゥウェンテもオファーを提示している。彼は間もなく決断を下す予定だ」と、複数クラブによる争奪戦が繰り広げられる現状を伝えている。
現在24歳の斉藤は、2020シーズン終了後に横浜FCからロンメルへ移籍。2022年夏から2シーズンにわたりオランダ1部スパルタ・ロッテルダムへ期限付き移籍すると、2年目の2023/24シーズンに16試合のスタメン出場で3ゴール5アシストをマーク。複数クラブからの関心が取りざたされる中、パリ五輪終了後にQPRへレンタル移籍。初のイングランド挑戦だったが、2024/25シーズンは2部リーグ39試合の出場で3ゴール2アシストと結果を残している。
なお、移籍先候補のひとつであるバーミンガムは2025年夏、スタッド・レンヌから古橋を完全移籍により迎え入れたほか、ポルトガル1部ジル・ヴィセンテを契約満了により退団したMF藤本寛也も獲得。MF岩田智輝を含む日本人選手3名を抱えるなか、13日に行われたリーグカップ戦では古橋が移籍後初ゴールを挙げている。