ブレンダン・ロジャーズ監督 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは現地15日の23時にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選プレーオフ第1戦のカイラト(カザフスタン1部)と試合へ向けた登録メンバーを提出予定で、21日の試合前日までワイルドカード枠で最大2名の追加登録が可能となっている。

 セルティックのブレンダン・ロジャース監督は、攻撃陣の強化を目指す姿勢を明言する一方、クラブに所属する日本代表FW前田大然の退団を懸念する声を否定した。前田は現行契約を数年残しており、契約延長交渉は進行中だが、現時点で更新情報はないという。同監督は、前田が在籍4年間で毎年成長し、昨2024/25シーズンも好成績を収めたことを評価しており、常に全力を尽くす選手と述べたとスコットランドメディア『The Daily Record』が伝えた。

 同メディアによると、ロジャース監督は補強について、セルティックが移籍市場の終盤になってから補強を行う“悪名高い”傾向があることにも言及した。そのうえで、本来は全ての監督が選手を早期に揃えたいと考えるとしながらも、ここまで公式戦2試合で2勝を挙げている事実を強調。移籍に関するネガティブな話題に流されず、現有戦力に集中している姿勢を示した。

 一方、セルティックは16日に行われるスコティッシュ・リーグカップでフォルカークと対戦するが、予選プレーオフの第1戦に向けた往復約7000マイルの長距離移動にも備えている。前回のカザフスタン遠征時には著名歌手マドンナが使用した専用機をチャーターしており、今回も同様に快適な移動環境を整える計画だという。ロジャース監督は、長距離移動は現地の試合だけでなく、帰国後の試合への影響も考慮し、最高の準備を行うことが重要だとし、クラブの運営チームがあらゆる面で最善を尽くすとも述べた。