元西武ライオンズ・千葉ロッテマリーンズ監督の伊東勤氏が自身のYouTubeチャンネル『110チャンネル』に出演。2位に後退した新庄剛志監督率いる北海道日本ハムファイターズが、逆転優勝するために“必要なこと”を語った。

【今回の動画】伊東氏が日本ハム逆転優勝に必要なことを語る

■日本ハムがソフトバンクに3連敗

9~11日に行われた首位攻防戦で首位ソフトバンクに3連敗を喫し、4ゲーム差をつけられてしまった日本ハム。

この状況を踏まえて進行役の松本秀夫アナが「6試合直接対決を残して、 4試合がエスコンフィールド。まだまだノーチャンスってわけじゃないんですが、ご覧になっていて、いかがでした?」と質問する。

これに伊東氏は日本ハムの打線が繋がらず、点が取れていないことが大きいという見方を示した。

■「つないでいくしかない」

さらに同氏は「新庄監督は戦術としても、いろんな作戦を立てながら、走者を動かしながらという野球が得意なんでしょうけど、その野球が全くできていない。 ノーアウト1塁で走者を出しても、そのあと送れないという状況の試合ばかりだった」と分析。

ソフトバンクの投手陣が良いことに触れ「一振りで勝負を決めようという打撃よりも、やっぱりつないでいくしかないと思うんですよ。もちろん、やっているんでしょうけど、それさえやらしてくれない」と提言した。

■エスコンに戻れば…

松本アナがフランミル・レイエスがソフトバンク戦で打てなかったことを指摘すると、伊東氏は「そういう配球をしている。打席内で雰囲気に飲まれている」と持論を展開。

日本ハムの今後に「福岡は完全アウェイで、抑え込まれて余計にそう感じますけど、本拠地に戻れば、お客さんの応援もまた変わってきますから。気持ち的にはちょっと違うものが出てくると思うので、そこに期待したいです」と語っていた。

■前半戦は低迷していたが…

ソフトバンクは千葉ロッテマリーンズに開幕3連敗するなど、前半戦は低迷。さらに柳田悠岐、近藤健介、今宮健太、栗原陵矢、オスナが次々と離脱し、今季の優勝は厳しいという声も流れた。

しかし、交流戦で優勝するなどして調子を取り戻し、主力の近藤も復帰。7月からの日本ハム戦では8勝1敗という成績を残し、首位に浮上した。

日本ハムも13日のロッテ戦にサヨナラ勝利するなど、決して調子は悪くないが、ソフトバンク戦の勝敗が順位に大きく影響している。