親にとって、子供の一挙手一投足は敏感になるもの。「なんでそうなるかな…」「勘弁してよ…」。ふとした瞬間に感じる小さな不安が、頭の片隅で膨らんでいく人も少なくないでしょう。「このまま大人になったら、大丈夫だろうか?」という漠然とした将来への懸念は、子育てにおいて誰もが一度は経験する自然な感情です。
そこでSirabee取材班は、将来が不安になる我が子の言動について聞いてみました。
■友達とのケンカが絶えない
「何かと友達とケンカばかり。ひどいときには、学校から呼び出しをくらうほど…。昔からちょっとキレやすいというか癇癪持ち。感情コントロールが下手で、将来何か事件を起こすんじゃないかって不安。
人様にはケガをさせてはいけないと再三言っているけど、友達をケガさせて毎回謝罪」(30代・女性)
■どこに行っても馴染めない
「人としゃべるのが苦手で、どこに行っても馴染めない。話かけられても無視したり、逃げたり…。最初は無理に人の輪に加わる必要ないって思っていたけど、社会人になって孤立したら…と思うと心配で。
今は4歳だからそこまで深刻に考えなくてもいいのかもしれないけど、大人になってもこの状態だったら就職とか結婚、老後、どうなるんだろう」(20代・女性)
■集中力がなくそそっかしい
「集中力がなく、人の話を最後まで聞かないから早とちりをしたりと結構大変。大人になるにつれ、徐々に直ればいいけど、直らなかったらどうしよう。
きっと周りの人にいろいろ迷惑をかけるだろうし、本人も生きづらいと思う。『人の話はちゃんと最後まで聞きなさい』って何度言っても直らないだよね…」(30代・女性)
「うちの子、大丈夫かな…」という不安は、親として自然な感情であり、決して悪いものではありません。むしろ、その視点があるからこそ、子供に合った関わり方や支援を考え、成長を後押しすることができます。
ただ、将来の不安を“性格の欠点”と決めつけてしまうと、子供自身の可能性を狭めてしまう危険もあるので要注意です。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)