ミケル・アルテタ監督 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025/26シーズンのリーグ開幕にあたり、長年の悲願である優勝を目指している。ミケル・アルテタ監督の下、これまで数年にわたり積み上げてきた成長を、タイトルという形で結実させることが最大の目標となる。クラブは今2025年夏も移籍市場で補強を行い、過去に頂点を逃す原因となった弱点を改善するため、要所に戦力を加えた。この補強は、3シーズン連続でリーグ2位に終わった実績を押し上げる狙いがある。

 UKメディア『Just Arsenal』は、この状況を踏まえ、「今シーズンも再び2位で終えた場合、アルテタ監督を解任すべきか」というテーマを提示。過去数シーズン、アーセナルは王者に最も迫る存在として終盤まで優勝争いを続けてきたが、今夏はマンチェスター・シティ、リバプール、チェルシーも大型補強を敢行し、争いは一層激化が予想される。こうした中でクラブの進化とともに、アルテタ監督の適応力が試されるシーズンになると指摘した。

 また同記事では、元イングランド代表FWのテディ・シェリンガム氏(2008年引退)は、UKメディア『Metro』紙の取材で、再び2位に終わったとしてもアルテタ監督を解任すべきではないとの見解を示したことも伝えている。

 同氏はアルテタ監督の指揮下で、チームは戦術的アイデンティティを確立し、チーム内の調和を高め、リーグ屈指の競争力を取り戻していると評価した。

 今シーズンこそは悲願を達成できるのか、アーセナルのリーグ開幕戦は8月18日にアウェイでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。