日本代表 写真:Getty Images

 日本代表はFIFAワールドカップ北中米大会優勝を目標に掲げる中、2025年10月の国際親善試合でカルロ・アンチェロッティ監督率いるブラジル代表との対戦が決定。アルゼンチン代表とマッチメイクする可能性も報じられていたが、実現には至らなかったという。

 10月、11月の日本代表戦は、「キリンチャレンジカップ2025」として日本国内で開催。10月10日にパラグアイ代表との対戦が決まっているほか、韓国『OSEN』は8月12日に「ブラジルサッカー協会(CBF)は、日本サッカー協会(JFA)と10月の国際Aマッチに関する契約を正式に締結。残すは公式発表のみ。両国代表は14日に対戦する」とリポート。11月の国際親善試合に関しては、一部でアルゼンチンと対戦する可能性が報じられていた。

 一方、アルゼンチンはウルグアイ代表と同じく、10月に中国で中国代表、ウズベキスタン代表と対戦する予定だったが、中国側が8月はじめに突如この招待試合計画をキャンセル。『狐捜』は「アルゼンチンとのマッチメイクするのに、数千万元という非常に高額な費用がかかる。中国サッカー協会にそれだけの費用を賄う予算はない」などと伝えていた。

 中国戦、ウズベキスタン戦が中止になっただけに、日本対アルゼンチンのビッグマッチ実現への期待度は高まっていた。そんななか、アルゼンチン『TyCスポーツ』のガストン・エドゥル記者が14日に伝えたところによると、アルゼンチンは11月の国際Aマッチ2試合でアンゴラ代表、カタール代表と対戦することが決定。10月の国際Aマッチ2試合については、中国の招待試合(対中国代表、ウズベキスタン代表)が白紙になったと報じられていたが、アメリカ遠征が決定。こちらに関しては、対戦相手が未定だという。

 これらの報道内容を踏まえると、日本がホームでW杯優勝国のアルゼンチンを迎え撃つ可能性は消滅。両国の前回対戦は2010年10月8日の国際親善試合であり、この時は日本が1-0で勝利したが、15年ぶりの再戦とはならない見込みだ。