デクラン・ライス 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは、今2025/26シーズンで過去3シーズン連続2位からの巻き返しを狙っている。今2025年夏はGKケパ・アリサバラガ、MFマルティン・スビメンディ、MFクリスティアン・ノアゴール、FWノニ・マドゥエケ、DFクリスティアン・モスケラ、そしてFWビクトル・ギェケレシュの6選手を獲得し、チームの戦力は大きく強化されている。クラブのミケル・アルテタ監督は移籍市場の締め切りまでにさらに1~2選手の獲得を目指しており、クリスタル・パレス所属のMFエベレチ・エゼが候補として挙がっている。

 今シーズンに臨む中、元アーセナル主将のトニー・アダムス氏(2002年引退)は、アイルランドメディア『アイリッシュ・インディペンデント』の取材で、アルテタ監督に対しMFデクラン・ライスを新キャプテンに任命するべきだと提案した。

 現在、アーセナルはノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが2022年7月から主将を務めているが、アダムス氏は同メディアに「ウーデゴールがキャプテンのままではプレミアリーグ制覇は難しい」と指摘。

 「デクランは私の理想のキャプテンで、ウーデゴールをより自由にプレーさせられる。彼は更衣室やトレーニングキャンプでの存在感も大きく、基準と原則を持った本物の選手であり、本物のキャプテンだ」と語った。

 一方で同ニュースを報じたUKメディア『Arsenal News』では、ウーデゴールはここまで優れたキャプテンとして活躍しており、ライスはキャプテンマークがなくてもリーダーシップを発揮できると指摘。26歳のイングランド代表MFライスはクラブ内でのリーダーの一人であり、ピッチ内外での影響力は明白だと伝えた。