木村勇大 写真:Getty Images

 東京ヴェルディで10番を背負っていたFW木村勇大は先日、名古屋グランパスへ完全移籍。13日に行われた天皇杯4回戦・東京V戦でプレーしたが、両クラブOBの杉本竜士氏が同選手に対して怒りをあらわにしている。

 杉本氏は味の素スタジアムで東京V対名古屋を観戦。試合後、自身のYouTubeチャンネルで「8/14東京ヴェルディ対名古屋グランパス対戦の行方は?ブーイングの嵐も…」と題し、「10番を背負う覚悟はあるのか!?」というサムネイルで試合解説動画をアップしている。その中で、話題が木村に及び、「『ヴェルディの10番は安くないぞ』おじさんが怒っていましたからね。木村勇大選手に」と、杉本氏の様子を伝えられると、本人は「だったら(10番を)つけるなと思う。つけなきゃいい。ヴェルディの10番と7番はそんな安いもんじゃない」とぶぜんとした表情でコメント。2015年から2シーズンにわたり、東京Vの背番号「7」をつけていたOBが不満をぶちまけている。

 一方、杉本氏はXで試合後に「皆様、お騒がせしました」と投稿。「木村選手に頑張ってもらいたい上での行動でした。引き続き応援していきましょう」などと綴っているが、賛否含めて様々なコメントが寄せられている。

 木村は2023シーズン終了後に京都サンガから東京Vへ移籍すると、翌2024シーズンはJ1リーグ戦36試合の出場で10ゴールとブレイク。今季から10番を背負うなど、絶対的ストライカ-としての活躍が期待されたが、2ゴールにとどまっていた。

 名古屋への電撃移籍でサポーターに衝撃を与えた木村だが、10日に行われた明治安田J1リーグ第25節・京都戦では後半28分からプレー。古巣対決で敗れた後に「久しぶりに本当に負けて悔しかったです」とコメントを残し、一部の東京V・京都サポーターの間で話題になっていた。