
浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督は、クラブに対して2025年夏の補強を求めているが、獲得選手はここまでFW小森飛絢ら2名のみ。ガンバ大阪へ復帰したDF初瀬亮の獲得を狙っていた可能性も取りざたされる中、浦和の強化担当である宇賀神友弥氏のSNS投稿に注目が集まっているほか、元クラブ関係者は放出選手のパフォーマンスに視線を送っている。
宇賀神氏は13日午後にXを更新。「ほんとにいつどこで何が起きるかわからないもんだね。 一瞬だったけどとっても嬉しい再会」と綴ったが、再会した相手など具体的な内容は明かしていない。この投稿に対しては、浦和サポーター等から更なる補強を求めるメッセージが多く寄せられているほか、一部からは強化担当としての任務という観点から厳しい声が挙がっている。ただ一方で、投稿内容がプライベートの出来事である可能性が指摘されており、補強が進んでいない現状を巡る批判に対する否定的な意見も挙がっている。
一方、浦和下部組織でのプレー経験を持つ三上綾太氏は12日にXを更新。浦和は2025年6月以降の移籍ウィンドウで、FW高橋利樹(清水エスパルス)、DF井上黎生人(セレッソ大阪)、FW長倉幹樹(FC東京)など放出が相次でいるが、その中で「浦和では出場機会を得れず、浦和を出ると移籍先のチームで活躍している選手が多い気がするが気のせいだよね」と首を傾げている。
2024年のJ2得点王であるFW小森飛絢をジェフユナイテッド千葉から完全移籍により獲得も、新戦力はGK松山健太とあわせて2名にとどまっている浦和。スコルジャ監督は先日、自クラブの補強について「フレッシュな血の注入はロッカールームに必要だと思っています。新たな選手を加えることができることを望んでいます」と語っていたが、思うようには進んでいないものとみられる。
その浦和はJ1リーグ25試合を終えた時点で、首位の鹿島アントラーズから勝ち点6差の7位と、逆転優勝を狙える位置にいる。天皇杯でもモンテディオ山形を下すなど、タイトル獲得の可能性を十分残しているだけに、宇賀神氏の仕事ぶりから目が離せない。