「ヨーロッパは年間60試合くらいやっている。日本はミニマムで38試合。プラスアルファでルヴァンカップと天皇杯。それでもだいたい50試合。それで苦労しているとか、疲弊しているとかと言うのはおかしい」

 Jクラブ指揮官の間で、度々キーワードとして挙がってくる過密日程。サンフレッチェ広島が2024年9月、正守護神のGK大迫敬介を日本代表招集により欠く中、YBCルヴァンカップ準々決勝第2戦(対名古屋グランパス)、天皇杯準々決勝(対ガンバ大阪)、J1リーグ第30節(対鹿島アントラーズ)に中2,3日で臨み、ルヴァンカップと天皇杯で敗退という結果に終わったことが記憶に新しいが、この時はミヒャエル・スキッベ監督が「日本サッカー協会、Jリーグにうまく日程を組んでもらえなかった」などと不満を漏らしていた。