斉藤光毅 写真:Getty Images

 横浜FC出身のパリ五輪U23日本代表FW斉藤光毅は、2024/25シーズン限りでイングランド2部QPRを期限付き移籍期間満了により退団。一旦ベルギー2部ロンメルSKへ復帰したが、ここに来てQPR再加入の可能性が取りざたされている。

 斉藤の去就を巡っては、英メディア『ポーツマスニュース』が6月末にイングランド2部ポーツマスFC移籍の可能性を報じていたものの、ベルギー『HBVL』が7月29日に「彼はロンメルのトレーニングに合流」とリポート。この時点では、他クラブからの正式オファーが届いていないとみられていた。

 しかし、8月に入ってQPRからの完全移籍による正式オファーが報じられると、英メディア『ウエストロンドンスポーツ』は13日にQPRの補強戦略を特集。その中で「QPRは斉藤の復帰に向けて交渉を続けている」と報道。同選手は2024/25シーズンのイングランド2部リーグ39試合の出場で3ゴール2アシストと主力選手として活躍していただけに、ベルギー2部でのプレーではなく、QPR再移籍を望んでいるものとみられる。

 現在23歳の斉藤は、2020シーズン終了後に横浜FCからロンメルへ移籍。2022年夏から2シーズンにわたりオランダ1部スパルタ・ロッテルダムへ期限付き移籍すると、2年目の2023/24シーズンに16試合のスタメン出場で3ゴール5アシストをマーク。複数クラブからの関心が取りざたされる中、パリ五輪終了後にQPRへレンタル移籍していた。

 ベルギー2部リーグでは、2024/25シーズンにDF吉永夢希、MF保田堅心、FW横山歩夢(いずれもヨング・ヘンク)がプレーしていたほか、MF本間至恩(現セレッソ大阪)がクラブ・ブルッヘのセカンドチーム在籍時に主戦場としていたが、J1リーグよりもレベルが低いというデータも出ている。今後さらなる成長が期待される斉藤にとって、“ベルギー2部脱出”は朗報と言えるだろう。