エウベル(横浜FM在籍時) 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズは8月12日、横浜F・マリノスからブラジル人FWエウベルを完全移籍により獲得したと公式発表。一部の契約内容がブラジル国内で報じられている。

 ブラジル『itatiaia』は13日にエウベルの鹿島移籍を報道。「彼はジーコ氏の古巣と2027年までの複数年契約を結んだ。これにより、彼は日本で7年間プレーすることになる」と、両者の契約内容に触れているが、年俸や移籍金については報じていない。

 また、エウベルと横浜FMの契約内容を巡っては、ブラジルメディア『ge』が2023年12月時点で「2025年12月までの複数年契約でサイン」と報道。しかし、同選手の代理人は「横浜FMとの契約は2026年まで」とインスタグラムを通じて明かしていた。いずれにせよ、鹿島が横浜FMに対して移籍金を支払ったものとみられる。

 現在33歳のエウベルは、2021年にECバイーアから横浜FMへ完全移籍。来日1年目からJ1リーグ戦37試合の出場で5ゴールをマーク。2022シーズンは8ゴールを挙げてJ1優勝に貢献すると、2024シーズンまでは主力選手として活躍していた。

 しかし、今季はここまでわずか1ゴール。大島監督の就任以降、6月21日のファジアーノ岡山戦から6試合つづけてスタメン出場も、5月末まではベンチスタートが続くなど、外国人監督から冷遇されていた。

 トレーニング全休の6月2日、鹿島所属FWレオ・セアラと同選手の子供たちによるスリーショットをインスタグラムで投稿するなど、横浜FM時代のチームメイトと仲が良いエウベル。同郷に力も借りながら、新天地で本来のパフォーマンスを発揮したいところだ。