ドウグラス・タンキ 写真:Getty Images

 ブラジル人FWドウグラス・タンキは先日、清水エスパルスを退団。退団理由を「家庭の事情」と説明していたが、アルビレックス新潟やザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)でのプレー経験もあるアタッカーは、13日までにトルコ2部クラブへの移籍が正式決定している。

 タンキの去就を巡っては、トルコ『vanpostasigazetesi』は7月25日の時点で、「トルコ2部ヴァンスポルFKがタンキを獲得した」とリポート。「交渉の結果、タンキはヴァンスポルFKの目標とプロジェクトに賛同し、サインした」と正式契約締結を報じていた。

 すると、清水は8月4日にタンキと契約解除で合意に達したと発表。同選手はクラブ公式サイトを通じて「家庭の事情によりチームを離れることになりました」と説明。「期待に応えられず、本当に申し訳ありませんでした」とファン・サポーター等に謝罪しているが、この時点で「家庭の事情」とトルコ移籍の関連性は不明だった。

 その後、トルコ2部バンディルマスポルが13日にタンキの獲得を公式発表。『vanpostasigazetesi』の報道内容とは異なるが、バンディルマスポルは選手サイドと2年契約を結んだという。

 現在31歳のタンキは、かつてザスパクサツ群馬(現ザスパ群馬)や新潟でプレー。2017年の新潟退団後は海外複数クラブを渡り歩いていたが、2023年8月から在籍していたコジャエリスポルでは絶対的ストライカーとして活躍。トルコ2部リーグで2桁ゴールを挙げると、2024年2月に清水への移籍した。

 およそ7年ぶりとなるJリーグ復帰で注目を浴びたタンキだが、2024シーズンはJ2リーグ戦22試合の出場で4ゴール3アシストとやや物足りない結果に。2025シーズンもJ1リーグ戦9試合の出場で1ゴールと、FW北川航也とのポジション争いで後れをとっていた。