米空軍は何を隠しているのか
米空軍が以前に公開した文書では、基地上空での複数のドローンによる編隊飛行や急激な高度変化については詳述されていたが、この「黒い立方体」については一切言及されていなかった。今回のFAAの文書は、低・中高度での侵入に加え、市販のドローンとは比較にならない性能を持つ、異形のUAPが高高度で目撃されていたことを初めて公式に裏付けた形だ。
これらのUAPの正体について、懐疑派は「従来の航空機を見間違えたものだ」と主張する。しかし、夜間にライトを消して機密施設に接近し、時には編隊を組んで飛行するその動きは、単なる見間違いで片付けるにはあまりにも不可解だ。
FAAは情報公開請求に対し、国防総省が重要インフラの情報を保護できる「免除規定3」を盾に、一部の情報を非公開としている。
ライト・パターソン空軍基地で、あの日、一体何が起きていたのか。今回明らかになった「黒い立方体」の存在は、この事件が単なるドローンによる迷惑行為ではなく、我々の理解を超えた、未知のテクノロジーが関与している可能性をより一層色濃くしているのかもしれない。
参考:Portal Vigília、The Black Vault、ほか
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