【シンガポール時事】シンガポール航空の格安航空(LCC)子会社スクートは12日、12月15日からシンガポール-那覇線に新規就航すると発表した。月、水、日の各曜日に1往復する。2026年3月1日から新たに羽田線にも就航し、毎日1往復する。
シンガポール-那覇線は、オーストラリア航空最大手カンタス航空の子会社でシンガポールを拠点とするLCCのジェットスター・アジアが唯一の直行便を運行していたが、7月末で事業を停止したため、廃線危機に陥っていた。
那覇線以外にも、シンガポール発着でジェットスター・アジアのみが就航していた路線については、スクートが引き継ぎに関心を示していた。
那覇線は、各曜日ともシンガポール発が深夜の午前2時15分で那覇着が午前8時20分。那覇発が午前9時20分でシンガポール着が午後1時45分。
羽田線は、シンガポール発が午後5時半で羽田着が翌日午前1時。羽田発が午前2時15分でシンガポール着が午前8時半。スクートは、これまで東京方面は成田線のみだったが、新たに羽田線が就航することで、利便性が大きく向上することになる。
スクートは、羽田、那覇両線の新規就航記念セールを8月16日まで実施する。運賃は片道1万5000円から(税込み、燃油サーチャージ不要)。
スクートはこのほか、26年1月1日からタイのチェンライ線に新規就航することも発表した。
また、8月以降、既存路線についても増便を予定している。台北経由の日本行き路線は、成田線を10月以降、段階的に週12便から14便に、新千歳線を12月以降、週4便から7便に増やす。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/08/12-20:51)