花火は夏の風物詩として、多くの人の心をときめかせるイベントである。その美しさに胸を打たれ、思わず涙が出そうになる人もいるようで…。
■約2割「花火を見て泣きそうに」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女646名を対象に調査を実施したところ、「花火を見て泣きそうになった経験がある」と回答した人は全体の17.3%だった。

■花火で涙は女性に多く
性年代別で見ると、10〜20代の男性が一番高い割合になっている。

しかしそのほかの年代では、女性の割合が高いのが特徴である。女性のほうが、感受性が強い人が多いのかもしれない。
■あまりの感動に涙
花火で感動し泣きそうになった経験がある20代女性は、「学生時代、友人たちと見に行った花火大会は一生の思い出です。夜空いっぱいに広がる花火を見た瞬間、あまりの美しさと迫力に息をのんでしまいました。とくに音楽とシンクロする花火が打ち上がったときは、自然と涙が出そうになったんです」と振り返る。
続けて、「そのときの夜風匂いや友人たちの楽しそうな笑い声など、すべて一体となって忘れられない時間になりました。花火は一瞬で消える儚さがあるからこそ、感情が大きく揺れるのだと思います。今でもそのときの記憶を思い出すと胸が熱くなるんです」とも話していた。
■花火で笑顔になる
花火を見ると笑顔になる30代男性は、「花火は好きですが、泣くほどまでに感動したことはありません。どちらかというときれいな瞬間を目に焼き付けて、楽しい気持ちになるのがいつものパターンですね。涙が出るほど心を動かされるという感覚は、自分にはあまり理解できません」と語る。
さらには、「花火はみんなで、ワイワイ楽しむイベントだと思っています。屋台で買った食べ物を囲みながら、友人や家族と一緒に眺めるのが一番楽しいと思うんです。泣きそうな気持ちになる人もいるとは思うので、それぞれにとらえ方が違うと受け止めています」と続けた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日調査対象:全国10代~60代の男女626名