人間関係は、ストレスの原因になるときもある。とくに嫌いな相手にどう接するかは、多くの人が悩むところだろう。たとえ苦手でも優しく振る舞って、波風を立てないようにする人も…。

■約3割「嫌いな人にも優しくできる」

Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女694名を対象に調査したところ、「嫌いな人にも優しくできる」と答えた人は34.7%だった。

嫌いな人にも優しくできるグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

多くの人が苦手な相手に対してなんとかやり過ごしながらも、時々、つい素直な感情が出てしまうのかもしれない。

■職場では大人の対応

職場で苦手な人にも笑顔で対応している20代男性は、「仕事では、やはり嫌いな相手にも普通に対応することが求められます。内心では苛立っていても、顔や態度には出さずに相手が気分を害さないように話を合わせなければいけません。感情をぶつけたら、仕事がやりづらくなるだけですし…」と話す。

大人になったと感じているようで、「最初はかなり無理していましたが、次第に慣れてきました。相手の嫌な部分に目をつぶって接することも、人間関係では必要だと思えてきたんです。そんな対応をできる自分は、大人になったんだなと感じています」と続けた。

■距離を取るのがお互いのため

無理にまで優しくはしない40代男性は、「若い頃は、苦手な上司にもいい対応をしようとしていました。しかし今は、無理してまで優しくする必要はないと思っているんです。表面だけ取り繕うとストレスになり、どうしても顔に出てしまいます。立場が上がり、無理する必要がなくなったのもあるでしょうね」と語る。

距離を置くのが賢明だと思っていて、「自分を抑えて、愛想よくするのはしんどいものです。そのために嫌いな人には、必要最低限しか関わらないようにしています。無理に仲良くしようとして、余計にギクシャクすることもあるので…。距離を置くほうが、お互いのためだと思うんです」と考えを述べた。

■曖昧な対応を取る

Xでも、「苦手な人がいても嫌いではないから優しくするしハッキリ断るのは疲れるから、曖昧な対応取ることに抵抗がない」と嫌いな人に対して親切な対応をしている人もいた。

しかし一方で、「好きな人に対して全力で優しくするけど、嫌いな人間に対して冷たすぎるから自分って性格悪いなって思う」と優しくはできないとの投稿も多くあった。

・合わせて読みたい→宮川大輔が「一番おいしい」とハマった“めんつゆ” そうめんが劇的に変わる

(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日

調査対象:全国10代~60代の男女694名