夏の夜の風物詩といえば花火である。なかでも自分で火をつけて楽しむ手持ち花火には、どこか懐かしいところが魅力である。この手持ち花火を一人で楽しむ人も、わずかながらいるようで…。

■約1割「一人で手持ち花火をして」

Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女626名に調査を実施したところ、「一人で花火をした経験がある」と答えた人は全体で10.1%だった。

一人で花火をした経験がある性年代別グラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

つまり9割近くの人は誰かと一緒に楽しむものと考えており、一人でする人は少数派のようだ。

■男性に多い傾向

性年代別で見ると、すべての年代で男性の割合が高くなっている。

一人で花火をした経験がある性年代別グラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

女性は、花火の楽しさを人と共有したいと考える人が多いのかもしれない。

■余った花火を一人で…

一人で花火をしたことのある20代男性は、「余っていた手持ち花火がもったいないなと思い、一人でやってみたことがあったんです。夏の夜、家の前で小さな花火を灯したら思ったよりも風情があって。静かで落ち着く時間でした。周りに気を使わず、ぼんやり眺めるだけの花火も悪くないですね」と述べた。

一人での花火に癒やされているようで、「それ以来、花火が余ったときは一人で楽しむようにしています。誰かとワイワイやるのが、本来の楽しみ方なのかもしれません。しかしあの静けさの中の花火は、なぜか癒やされるんですよね」と続けた。

■誰かと一緒に楽しむもの

一人での花火はさみしいと考える20代女性は、「私はこれまで、一人で花火をやったことはないですね。誰かと一緒だからこそ、盛り上がるものだと思っているので…。一人でやっても、楽しめない気がします。花火をするのは、あくまでも友達と会うための口実とさえ思っているので」と語る。

続けて、「火をつけてもすぐに終わってしまいますし、しゃがんで見ているだけで味気なさそうな気もします。やっぱり『きれい!』とか一緒に言い合える人がいるからこそ、花火って楽しいと思うんですよね」とも話していた。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日

調査対象:全国10代~60代の男女626名