なぜ人々はエリア51に魅了されるのか

 そもそもエリア51とは、ラスベガスの北西約130kmに位置するアメリカ空軍の極秘施設だ。公式名称は「グルーム・レイク」で、「地球外生命体ハイウェイ」という愛称で知られるネバダ州道375号線の近くに存在する。

 この基地が世界的に有名になったのは1989年。ロバート・ラザーと名乗る人物がテレビ番組で「自分はエリア51の関連施設『S-4』で、異星から来た宇宙船の技術を研究していた」と衝撃的な告白をしたことがきっかけだった。

 もちろん、アメリカ政府も軍もこの主張を完全に否定している。しかし、この一件以来、エリア51はUFO、宇宙人、そして極秘の航空機開発計画の代名詞となり、数十年にわたって陰謀論の中心であり続けてきた。

 今回の火災が、再び世界中の人々の想像力を掻き立てているのも、ある意味当然のことなのかもしれない。

参考:Daily Mail Online、ほか

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。