日常生活の中で、明確なルールや罰則がなくても「コレをしたら相手はどう思うだろう」と無意識に配慮することが、社会の中でのマナー。しかしその一方で、「誰にも注意されないから」「みんなもやっているから」と、無意識or軽い気持ちで周囲に小さなストレスを与えている行動も少なくありません。マナー違反とは必ずしも“悪意”から生まれるものではなく、“無意識”にこそ潜んでいます。
そこでSirabee取材班は、誰にも注意されないけどマナー違反なことについて聞いてみました。
■ノーマスク&咳を手で抑えない
「役所のソファで順番待ちをしているとき、隣りに座っていたお姉さんが痰が絡んだような咳をしてて、でもノーマスク&スマホいじりに夢中なせいか、口を手で覆わない。
ずーっと咳をしてて、途中デカい咳のときにやっと口元に手を持っていったけど、グーで抑えるだけ。パーで抑えなきゃ意味ないのに」(30代・女性)
■足を前や横に広げる
「電車や待合ソファでよく男性がやっているけど、足を前や横に広げるのホントやめてほしい。危ないし、目障り。あと、その人自身安っぽく見えるんだよね。品がなく見えるというか。
ぴったり膝付けてとは言わないけど、ひとり分のスペースから足をはみ出さないでほしい」(20代・女性)
■傘の扱いが…
「傘を前後に振って歩くのは普通に危ないし迷惑。あと駅や商業施設で雨の日によく見かけるけど、濡れた傘を閉じて、バサバサ左右に半回転させながら歩くのも迷惑。
めっちゃ水浴びたことある。周りに人がいるってこと忘れないでほしい」(30代・女性)
マナー問題は、誰かが注意をしてくれるとは限らないし、むしろ注意されないまま静かに距離を置かれてしまうこともあります。だからこそ「誰かに迷惑をかけていないか」「今の行動が周囲にどう見えているか」といった小さな想像力が、社会における信頼を育てる第一歩になります。誰にも注意されないからこそ、自ら気づける人でいたいものです。
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(文/Sirabee 編集部・ 美佳)