元東北楽天ゴールデンイーグルス監督の田尾安志氏が12日、自身のYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』を更新。同日の試合で主砲・佐藤輝明をスタメンから外し、休養させた阪神タイガース・藤川球児監督の起用法を疑問視した。
【話題の動画】田尾氏が藤川監督の起用法を疑問視
■佐藤がスタメンを外れる
田尾氏が12日の広島対阪神戦を振り返った今回の動画。この試合では好調の佐藤と中野拓夢がベンチスタートに。主力不在が影響したのか、試合は9対2でカープが勝利した。
この試合に出場しなかった佐藤に田尾氏は「昨日(11日)は雨で中止でしたので、休めたはずなんですよね。もう今日は出ていいんじゃないかっていうところだったんですが」と驚く。
自身は現役時代、2日連続で試合を休むと投手の球が速く見えたそうで、「1日ならいいけど、2日休むのは嫌だった」と語った。
■「物足りないゲーム」
試合の解説をした田尾氏は「ペナントレースを争う上では、大きな1敗ではない」と前置きするも、ホームラン王の可能性がある佐藤は、途中出場してでも、打席に立つべきだったと力説する。
この日、天候が悪かったことにも触れつつ「前半で雨が上がりましたので、そこから出て行ってもよかったかなと思うんですが。ちょっと物足りないゲームになってしまった」とコメントした。
■「納得がいかない」と持論
試合に出場することも大事だと話す田尾氏は「休んで身体が楽になる。それはいいことなんですけれども、休みすぎるとゲーム感覚がちょっと鈍るということにもつながるんで。そのあたりの兼ね合いが難しい」と指摘。
続けて「ピッチャーのコンディション作りと、バッターのコンディション作りっていうのは少し違うと思いますね。だからこの辺りをしっかりと考えてあげて、今日はやっぱり出るべきではなかったかなと思いますね」とスタメン落ちを疑問視する。
さらに「連戦が続く、暑い日も続く。そういうようなときに、休ませる配慮は必要だと思いますけれども。僕からすると、ちょっと納得のいかない休養だったなという気がしました」と持論を展開していた。