
リーグ・アンの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマが、ルイス・エンリケ監督の決断によりトッテナム・ホットスパーとの8月14日に開催されるUEFAスーパーカップのメンバーから外れたようだ。
UKメディア『Football365』の報道によると、エンリケ監督は記者会見で「100%私の責任だ。異なるタイプのゴールキーパーを求めている」と説明し、ドンナルンマを起用しない理由を明らかにした。
ドンナルンマは今2025年夏にプレミアリーグへの移籍が取り沙汰され、当初はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーが有力候補とされていた。しかし、新たな報道ではマンチェスター・シティが最有力に浮上しているようだ。
フランスメディア『レキップ』によれば、ドンナルンマはすでにシティと契約条件で合意し、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督ともやり取りを行っているという。
両クラブは数か月にわたり代理人と交渉を続けてきたと伝えられており、ドンナルンマは以前から移籍の準備を進めていたのかもしれない。グアルディオラ監督は昨夏から同選手の獲得を望んでおり、現在はGKエデルソンが、トルコ1部のガラタサライに移籍するのを待っている状況とも伝えられている。
ドンナルンマとPSGの契約満了が2026年6月末に迫る中、同選手は声明を発表し「誰かが私をグループから外すと決めた」と述べたことを同メディアは伝えた。パリでの日々を振り返り、サポーターやチームメイトへの感謝を綴る一方で、クラブの成功に貢献できなくなったことへの失望と落胆も表明した。
また、サポーターにホームスタジアムのパルク・デ・プランスで直接別れを告げる機会を望む気持ちも示した。2025年のバロンドール候補にも名を連ねる守護神の動向が注目される。