サントスFC 写真:Getty Images

 ブラジル代表FWネイマール擁するサントスは先日、元鹿島アントラーズ所属選手のMFディエゴ・ピトゥカを移籍金ゼロでV・ファーレン長崎へ放出。ピトゥカと同じく、ブラジル人DFゼ・イヴァウドについても放出する可能性が高いという。

 現在28歳のイヴァウドは、身長185センチで右利きのセンターバック。ECヴィトーリアをはじめブラジル国内の複数クラブを渡り歩き、2025年1月にクルゼイロからサントスへ期限付き移籍。サンパウロ州選手権で14試合中11試合スタメン出場と加入直後からレギュラーに定着すると、ブラジル1部リーグ戦でも11試合で先発していたが、7月下旬からベンチ外が続いている。

 サントス退団の可能性は、ブラジル『ge』が7月28日に報道。公式戦ベンチ外の背景には、一定の出場試合数に到達したときに発動する買い取り義務条項があるとみられる。

 また、ブラジル『Bola Vip』は8月1日の時点でサウジアラビアと日本国内クラブからの関心を報道。クルゼイロからサントスへの期限付き移籍契約に盛り込まれている買い取り義務の設定額を100万ドル(約1億4,800万円)と伝えたほか、『ムーンBH』は「クルゼイロは移籍金を300万ユーロ(約5億1,200万円)に設定した」と報じている。

 そんななか、『Bola Vip』は12日になってサントスの補強戦略を特集。「イヴァウドは退団する見込み」とした上で、「サントスはイヴァウドにかわるセンターバックとして、センターバックの獲得に向かっている」と、後釜確保へ動いている現状を伝えた。

 現時点でサントスとJリーグクラブの合意は報じられていないが、Jリーグの移籍ウィンドウ終了間近に取引が成立する可能性も考えられる。