ソン・ボムグン 写真:Getty Images

 韓国代表GKソン・ボムグンは、2024シーズン終了後に湘南ベルマーレから1部・全北現代へ完全移籍。2年にわたる日本での経験をもとに、サッカーの観点から日本と韓国の差について私見を述べている。

 韓国メディア『OSEN』で8月12日に掲載されたインタビュー記事によると、ソン・ボムグンは「日本は常にサッカーに対して真剣に向き合っていますね」と切り出すと、湘南在籍時に感じたことをこう語っている。

 「日本では選手のケガやリスクを減らすため、長期的に管理しています。選手第一のシステムや施設が揃っています。選手育成プログラムなど、様々な仕組みがあります。日本で初めて経験したトレーニングも多かったですね。韓国はもっと日本から学ぶべきです」

 「日本人選手はサッカーに必要なフィジカルトレーニングをかなりこなしています。ヨーロッパで教えられるようなトレーニング手法を多く取り入れており、ヨーロッパの選手も多いため、ドイツセンターとの交流も活発だと聞いています」

 この元湘南GKの発言を受けて、同メディアは「かつて韓国人選手はフィジカル面で日本人選手を上回っていると言われていたが、今はそうでもない。もう韓国が上とは言えない」と悲観的な見解を示している。

 現在27歳のソン・ボムグンは、韓国代表の一員として東京五輪やカタールW杯に参戦。プロデビューから5シーズンにわたり全北で在籍し、正守護神として活躍した後、2022年12月に湘南へ完全移籍した。

 湘南では2023シーズンのJ1リーグで24試合に出場するなど、一時はレギュラーに定着。しかし2024シーズンはGK上福元直人にポジションを奪われ、20試合の出場に。同シーズン限りで湘南を退団し、全北へ復帰している。