宮代大聖 写真:Getty Images

 7月度のJリーグ月間MVPを受賞したヴィッセル神戸所属の日本代表FW宮代大聖に、スコットランド1部セルティック移籍の可能性が浮上。日本代表FW前田大然にセルティック退団の可能性が取りざたされるなか、現地メディアが宮代と神戸の契約内容を報じている。

 セルティックの専門サイト『セルティックスター』は8月12日、同クラブの補強を特集。前田の移籍報道を「ナンセンス」と斬った上で、「セルティックは前田の去就に関係なく、宮代の獲得に向かうだろう」と伝えている。

 宮代は2023シーズン終了後に川崎フロンターレから神戸へ完全移籍すると、加入1年目の2024シーズンに、J1リーグ戦32試合の出場で11ゴールをマークし、J1連覇に大きく貢献。2025シーズンもここまでリーグ戦21試合の出場で9ゴール3アシストと結果を残しているが、7月は3試合に出場して2ゴール1アシストをマークした。

 Jリーグ屈指のストライカ-として名を馳せ、7月にはE-1選手権の舞台で日本代表デビューを飾ったが、『セルティックスター』は「彼は非常に多才な機動力のあるストライカー」「敵陣ペナルティエリアでチャンスが訪れたら、巧みに決める能力がある。これは現時点で我々に欠けているものだ」と、同クラブの補強ポイントに合致する可能性を主張。その上で、「宮代と神戸の契約は残り5か月だ。移籍金は非常に安い」と、格安での獲得が可能との認識を示している。

 宮代が海外移籍する可能性を巡っては、一時アストン・ヴィラ行きの可能性が取りざたされたほか、オランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストであり、日本サッカーに精通しているヘラルド氏は7月28日、Xで「ここ数シーズンにわたりJリーグで素晴らしいパフォーマンスを発揮している宮代は、欧州挑戦の準備ができている」と報じていた。