ブラジル代表 写真:Getty Images

 FIFAワールドカップ北中米大会優勝を目標に掲げる日本代表は、2025年10月14日に味の素スタジアムで開催されるキリンチャレンジカップ2025(国際親善試合)で、カルロ・アンチェロッティ監督率いるブラジル代表との対戦がほぼ決定。MF久保建英(レアル・ソシエダ)、MF三笘薫(ブライトン)、FW伊東純也(KRCヘンク)、FWネイマール(サントス)らスター選手の参戦が期待されるなか、すでにチケットの販売は終了しているが、フリマアプリ等での高額転売が相次いでいる。

 日本サッカー協会(JFA)は7月13日10時より、JFA公式サイト「チケットJFA」で価格変動制「ダイナミックプライシング」により、味の素スタジアム開催のチケット一般販売を開始。カテゴリー1(メインスタンド、バックスタンド下層)で大人1名あたり33,800円、カテゴリー2(メインスタンド、バックスタンド上層)で31,000円、カテゴリー6(ゴール裏)で14,000円という高額な価格設定だったが、すでに強豪国との対戦が噂されていただけに、チケットは完売している。

 ブラジルと対戦する可能性は以前から報じられていたが、チケット売買仲介アプリ『チケジャム』では、8月12日時点でおよそ90件の転売が。カテゴリー1で定価のおよそ2倍にあたる70,000円で出品されるなど、高額出品が止まない状況だ。

 日本代表戦のチケットは、「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券に当たる。JFAは公式サイトを通じて「購入者または入場資格者の氏名・連絡先を確認した上で販売します。販売価格を超える金額での転売など興行主の同意のないチケットの有償譲渡は固く禁止します」と案内しているが、それでも転売行為は後を絶たない。

 なお中国『狐捜』は8月9日、日本がホームでアルゼンチン代表を迎え撃つ可能性を報道。10月の国際Aマッチではパラグアイ、ブラジルとの対戦がほぼ確実であるだけに、11月の対戦になる見込みだが、こちらに関してもチケットの争奪戦が激化し、フリマアプリ等での転売行為が再び相次ぐことが予想される。