元阪急ブレーブス、オリックス・ブルーウェーブ選手で、北海道日本ハムファイターズなどで投手コーチを務めた佐藤義則氏が11日、YouTube『佐藤義則チャンネル』を更新。審判のストライクゾーンに苦言を呈した。

【話題の動画】佐藤氏が審判のストライクゾーンに苦言

■球審の判定に佐藤氏が…

10日の阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ戦を振り返った今回の動画。話題はこの試合で微妙な判定が相次いだ球審に。

佐藤氏は「まあ、ひどいよ。いつも言うみたいに、バッターがかわいそうだよ。インコースなんか全然ボールをストライクで言ってる気がするの、いっぱいあるもん。下手すぎ」とバッサリ切った。

■審判に苦言

さらに10日の試合で先発した阪神・才木浩人の投球に言及し、「才木が投げたまっすぐかな。 全然ストライクゾーンなのにボールと言ってるし、線の上なのにストライクと言ってるし。今のバッターはおとなしいな、と思ってる」と佐藤氏は語る。

また、「審判も帰って反省してんのかと思っちゃうよ、ビデオを見てね。これで『俺らは偉いんだ』みたいに、思われていたら手が付けられないよ。 選手は生活がかかってるからね。だからコーチの時代も、『しっかり見てくれ』っていつも言ってきた」と審判員に苦言を呈した。

■外の広さが異常?

佐藤氏はその後、「キャッチャーが顔のあたりで捕ったら高いと決めつけている審判が多い。上下はバッターの脇の下から膝と決まっているわけだから」などと持論を展開。

続けて「キャッチャーの捕っているところで決めている審判が多い。今は左バッターの外の広さがもう、異常だと思ってるわ。きっちりしてる人もいるけど。俺だったらあそこしか投げないな」と語っていた。

■公認野球規則に定められているが…

野球のストライクゾーンは上下左右など公認野球規則に定められており、審判はルールに基づいてジャッジを下すことになっている。

しかし、審判によって微妙に基準が微妙に異なり、「その日のストライクゾーンをつかむことが勝利への近道」といわれることも多い。

人間がジャッジをすることで生じる「ブレ」が「野球の醍醐味」という声の一方で、MLBオールスターや韓国プロ野球で採用されたABS(AI判定)を導入してはどうかという意見もある。