
7月にプレミアリーグのノッティンガム・フォレストに所属するMFモーガン・ギブス=ホワイトの移籍が破談となった後、同リーグのトッテナム・ホットスパーは今2025/26シーズン開幕前の戦力補強に動いている。
トッテナムは、元主将のソン・フンミン(ロサンゼルス)が退団し、MFジェームズ・マディソンが膝の重傷で長期離脱、さらにMFデヤン・クルゼフスキも戦線を離脱しており、トーマス・フランク新監督は新たな攻撃陣なしで新シーズンを迎えることを望んでいないとUKメディア『To The Lane and Back』が伝えている。
トッテナムは現在、同リーグのマンチェスター・シティのブラジル代表FWサビーニョ獲得に向けて交渉中で、同選手は移籍に前向きのようだ。サッカービジネス専門家のダン・プラムリー氏によると、クラブはソンとマディソンの穴を埋めるために2人の攻撃的選手を補強する計画を立てており、サビーニョが加わっても、さらにもう1人の攻撃的選手を移籍市場閉幕までに獲得する方針と伝えている。
その候補の1人が、リーグ・アンのオリンピック・リヨンに所属するベルギー代表FWマリック・フォファナだ。今2025年夏の移籍市場開幕以来、トッテナムとの関連が報じられてきたフォファナは、リーグ・アン屈指の実力者と広く評価されている。昨2024/25シーズンは公式戦41試合で11ゴール6アシストを記録した。同選手は主に左ウイングを務めるが右サイドもこなすことができる。
オランダメディア『Football Transfers』によると、ここにプレミアリーグのアーセナルが参戦した。アーセナルのクラブ幹部は、既にフランスを訪れ、同リーグのクリスタル・パレスのMFエベレチ・エゼの代替候補としてフォファナ獲得の可能性をリヨン側と協議したという。
フォファナはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場を優先しており、アーセナルはその条件を満たすことができる。一方、トッテナムも同大会出場権を持ち、フランク監督の下での新プロジェクトに組み込むことが可能だ。