
プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏、6選手の獲得に総額1億9500万ポンド(約385億円)を投じたが、補強の動きはまだ続くのかもしれない。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は、8月18日のリーグ開幕戦となるアウェイのマンチェスター・ユナイテッドとの1戦に向け準備を進める一方で、新スポーツディレクターのアンドレア・ベルタ氏は移籍市場の閉幕まで残り3週間を切る中、放出と補強の両面で精力的に動いているとUKメディア『Mirror』が伝えた。
そんな中、クリスタル・パレスのスティーブ・パリッシュ会長は、アーセナルが興味を示しているパレスのイングランド代表MFエベレチ・エゼの退団の可能性を認めた。6800万ポンド( 約134億5,019万円)の契約解除条項は15日に期限を迎える予定で、去就を巡る憶測は今後数日でさらに加熱しそうだ。
エゼは10日に行われたFAコミュニティ・シールドで、昨2024/25シーズンのリーグ王者リバプールとの試合で勝利に貢献した。同メディアによると、10日の試合後パリッシュ会長はエゼの去就を問われ「サッカークラブでは選手は出入りするものだ」とコメント。
「要するに移籍はクラブのライフサイクルの一部なんだ。残ってくれることを願っているが、どうなるかは見てみよう」と同選手の残留を望む意向を示したものの、移籍に関して否定をしなかったのも事実だ。
また、アーセナルとの契約が最終年に入っているGKカール・ハインにはラ・リーガ昇格組レバンテが新たに関心を示している。23歳のエストニア代表はアルテタ監督の構想では序列が低いため移籍の可能性は高そうだ。同選手にはスコティッシュ・プレミアシップのレンジャーズやラ・リーガのセビージャも関心を寄せているようだ。