「なんだかいつも疲れている」「頑張っているのに報われない気がする」…そんな感覚に心当たりがある人も多いのではないでしょうか。もちろん、仕事や家庭など環境によるストレスもあります。

しかし、じつはその疲れの正体は、自分の中にある思い込みが原因になっていることも。自らを無意識に追い詰め、縛り、休ませない。その背景には、歪んだ強い思い込みが潜んでいたりします。

そこでSirabee取材班は、自分自身を疲れさせる思い込みを聞いてみました。

■生まれながらにして運が悪い

「たまにいるけど、運が悪いと思い込んでいる人って、大抵自分から悪い方に進んでいるor悪い方だけフォーカスしている気がする。何を選ぶかじゃなくて、選んだものをいかに良くするかの方が大事だと思う。

あと、運が悪いと思っているのなら、運が良くなるように日頃の行動を見直すとか、小さなラッキーにも気づけるようになった方がいい」(30代・女性)

■幸せは「なる」ものだと思ってる

「『幸せになる』って言葉通りに、『なる』ものだと思い込んでいると、“幸せ”は何か出来事があって感じるもの、外側から得られるものだと勘違いしているから、物で心を満たそうとしたり、尽くされることで心を満たそうとしたりする。

けど、幸せって気づくものだから外側からって考えている限りいつまで経っても幸せじゃないかも。物や人からの奉仕は一時的には満たされるけど、それって幸せとはまた違うでしょ」(20代・女性)

■休む=怠けている

「休む=怠けているって考えは自分を苦しめるよ。休むこともかなり大事。どんなにデキるビジネスマンだって、どんな有名アスリートだって、ちゃんとメリハリつけて休んでいる。

むしろ休まないと疲労がたまって、効率が落ちたりミスが増えたりパフォーマンスが最悪になる。で、どんどん『こんなんじゃダメだ、もっと頑張らなきゃ…』って自分にムチ打って休むのを忘れる負のループにハマっていく」(30代・女性)

「思い込み」は必ずしも悪いものではありません。あるときは自分を律し、目標に向かわせる力にもなります。しかし、それが自分を疲れさせる枷になってしまっているのなら、一度立ち止まって見直すことが必要です。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳