子供の最初の集団生活の場となる保育園や幼稚園。親にとっても、社会という接点を築くうえで非常に大切な選択です。しかし、いざ通い始めてから「なんか、思っていたのと違う…」「ここで本当に良かったのかな?」と不安になることも…。

そこでSirabee取材班は、保育園・幼稚園選びを失敗したなぁ…と思うことについて聞いてみました。

■園児が失踪!?

「息子が幼稚園の頃、園の門が開きっぱなしで、園児が失踪することが数回あった。失踪した園児はすぐ見つかってはいるけど、門を閉め忘れるって…安全面、防犯面はどうなっているんだと当時は思ったね。

このご時、今は世開けっ放しの園はないと思うけど、子供って大人の想像を超える行動をするから気をつけてほしい」(30代・女性)

■ケガしても理由が分からず

「子供の腕にあきらか噛み傷があったので、園に問い合わせたらわからないと言われたことがある。『子供同士のケンカなので多少の傷は…』って、なんかいちいち騒ぐなよみたいな言い方だった。

確かに小さい子は毎日のようにあちこちケガするけど、擦り傷じゃなく噛み跡は親としては気になるよ」(20代・女性)

■子供によって態度を変える先生

「子供によって態度を変える先生がいてびっくりした。たまたま娘の幼稚園の近くに用があり、普段どんなことをしてるのかな? と用事の帰りに興味本位で陰からこっそり覗いたら、先生の振る舞いにがっかり。

お気に入り? の子にはとことん優しくて、そんなに好きじゃない子? には露骨に素っ気ない態度。保護者会とかで会ったときは、子供大好きないい先生ってイメージだったのに。親が見ていないからってあんなことするとは」(30代・女性)

説明会や見学だけでは見えにくい現場の空気感や、職員の人柄、ルールの柔軟さなど、実際に通ってみて初めて気づく点も多いものです。だからこそ「失敗だった」と感じるのは、ある意味で自然なことでもあります。

ただし、大切なのはその違和感に気づいたあと、どう向き合うかです。園に相談する、転園を検討するなど、親が動くこともまた子供にとってのより良い環境づくりに繋がります。完璧な園は存在しませんが、“我が子に合う園”を見つける視点を持つことが、後悔を減らす第一歩になるはずです。

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(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳