推しの存在は、多くの人にとって日々の活力や癒やしになる。しかしその影響の大きさは、人それぞれである。なかには、推しの存在に救われたとまで感じている人もいるようだ。

■約4割「推しの存在に救われて…」

Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女694名を対象に調査を実施したところ、「推しの存在に救われた経験がある」と答えた人は全体の42.9%だった。

推しの存在に救われた経験があるグラフ
(画像=『Sirabee』より引用)

心が沈んでいるときや疲れているときに、推しの言葉や活動に励まされる人は多いのかもしれない。

■推しに元気をもらって

推しに元気をもらっている20代女性は、「推しのアイドルのパフォーマンスを見ていると、心が沈んでいても元気が出てきます。ライブでの歌やダンスはもちろん、特典会で直接話せる時間が私にとって特別なんです。元気をもらうと『また会いたい』って思えるので、毎日がんばれていますね」と述べた。

さらには、「仕事で疲れ果てて帰ってきても、推しの動画やSNSを見れば気持ちが明るくなるんです。そういう小さな出来事の積み重ねが、私にとって大きな生きる原動力になっています。推しの存在があるからこそ、つらいことがあっても乗り越えられているんです」とも語っていた。

■あくまでも趣味なので

推しはいるがそこまでのめり込んではいない30代女性は、「一応、推しのような存在はいますが、そこまでのめり込んではいない気がいます。あくまでも趣味のひとつなので、自分の人生を左右するほどの存在だと思ったことはありません。もちろん、応援はしているのですが…」と語る。

続けて、「もちろん熱量があるファンはすごいと思うし、そのような人たちがいるからこそ活動が支えられているのだと思います。ただ私にとって、日常の優先順位はあくまで仕事や家族が上なんですよね。これからも、この考え方は変わらないと思います」とも話していた。

■推しに人生を救われた日々

Xでは、「推しに人生を救われた日々。家族や友達や恋人とは違う存在であり、いつも言い表せない気持ちでいっぱいなんです」と推しへの感謝を伝える投稿が。

一方で、「楽しくないと推し活じゃないよねー。あくまでも趣味だからね」「あくまでもアイドルという趣味であり、自分の生活を忘れてはいけません」との意見もあった。

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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ 調査期間:2025年6月13日~2025年6月17日

調査対象:全国10代~60代の男女694名