6日放送の『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)では、エアコンの室外機の故障が増加していることについて特集。
最近、よく行われている“対策”が、かえって逆効果になるおそれについて取り上げた。
■「35℃」前後の日でも…
連日のように各地で猛烈な暑さが続くなか、東京・江東区の栄電気代表の沼澤栄一氏によると、猛暑が原因でエアコンの室外機の故障が増加し、修理依頼も相次いでいるとのこと。
沼澤氏によると、外気温が高いとモーターに負荷がかかり、故障につながる可能性があるという。
実際にサーモカメラで測定してみたところ、室外機本体がかなり高温になり、周辺のアスファルトと同じような温度に。
JIS規格では、室外機が耐えられる外気温は43℃とのことだが、最高気温が35℃前後の日でも、室外機の周辺温度が40℃を超えるケースもある。
■定番の対策「逆効果も」
外気温50℃まで対応しているモデルも近年販売されているが、とくに10年以上使用しているエアコンは注意が必要。修理を依頼してもすぐには対応してもらえないことも多く、故障を防ぐにはどのような対策をすればよいのか気になるところだ。
沼澤氏は、最近の定番となっている、アルミフィルムなどの室外機の日よけカバーについて「あれが効果がないですね。逆効果もありますね」と話す。「天板だけじゃなくて、(室外機を)囲っちゃってて、風の流れが悪くなる」と説明する。
また、室外機にすだれをかける対策をしている人もいるが、「すだれもバーって(覆って)やっちゃうと、風の動きが悪いでしょ」と指摘。
■日陰を作るイメージ
室外機の適切な対策について、沼澤氏は「(室外機に)直接より、日陰を作ってあげるイメージでね」と述べる。
さらに、「室外機の後ろも、掃除をたまにはしたほうがいいと思いますね。動物の毛が入ったとかね。あと、ベランダなんかで、洗濯物をパンパンって叩いた糸くずとか、ああいうのを吸っている場合があるので、たまには室外機の後ろをのぞいて、掃除したほうがいいと思います」と語っている。