【ハノイ時事】発光ダイオード(LED)照明器具の製造などを手掛けるニイヌマ(宮城県石巻市)は4日、ベトナムで同社が実施する「遠隔支援により高収益農業経営を普及展開するスマート農業経営モデル確立の実証事業」が、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金」に採択されたと発表した。

 同事業は、ニイヌマがベトナムで農作物・果物の栽培や販売事業を展開する現地法人ニイヌマ・トモファームと共同で、9月1日~2026年8月31日の期間に実施する予定。事業費は約7500万円となる見通し。

 具体的には、北部ジエンビエン省(予定)の農地でフルーツトマトを栽培する過程で、遠隔農業ソリューションによってデータ化したニイヌマの栽培技術やノウハウを生かして生産者支援を行う。また、事業化に向けたスマート農業ソリューションの導入先を調査、発掘し、同事業における現地農家の収益について検証することで、事業モデルの確立を進めていく。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/08/08-19:50)