
スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは、8月10日に今2025/26シ-ズンのリーグ第2節でアバディーンと対戦し、敵地で2-0の勝利を収めた。セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は試合後、この勝利によってチームが開幕2連勝となり、ライバルのレンジャーズに勝ち点4差をつけた状況でも、移籍市場閉幕までにさらなる補強を目指す考えを示した。
この試合でセルティックに所属する日本代表MF旗手怜央が得点を挙げた。27歳の旗手は、的確な視野と守備を切り崩す技術で2022年の加入以来チームの中心となっており、アバディーン戦でも見事なミドルシュートでセルティックの勝利を決定づけた。
今夏、旗手には海外クラブからの関心が様々なメディアで報じられてきたが、ロジャーズ監督はセルティック専門メディア『The Celtic Way』に対し、「具体的な話は何も届いていない」と明言。同時に旗手がクラブの構想の中核であり、放出の意思がないことも強調した。
ロジャーズ監督は「我々は選手を手放すどころか、獲得に動いている。旗手は鋭いパスを通せる数少ないMFの一人だ。時にボールを失うリスクもあるが、アバディーン戦のように決定的な瞬間を作り出す」と語った。
同監督は旗手のパス能力と創造性はセルティックの攻撃構築に不可欠であり、代替が難しい存在だという認識を示した。
この日の勝利により、セルティックは序盤戦で優位な立場を確保。ロジャーズ監督はUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージを見据え、旗手のようなクオリティを備えた選手を維持しつつ、同等の能力を持つ選手の補強を行うことで、国内外での競争力を高めようとしている。