私が主宰する投資家コミュニティー「資産設計実践会」メンバーと会員制ワインバーでディナーをしながらアンティークロレックスを紹介してもらう会を開催しました。

私もアンティークロレックスを定期的に集めていて、既に6本所有しています。

この日は15本のアンティーク、セミアンティークのロレックスが集められ、それぞれの個体についてロレックスの専門家の解説を聞きながら購入できる機会となりました。

価格は160万円から3,000万円とかなりバラツキがあります。

今もロレックスの店舗で販売されている現行モデルは、今後も増産される可能性があります。しかし、アンティークはもう製造をしておらず、数が増える事はありません。

また、経年変化によって文字盤が変化することで個体差が生まれ、それがさらに希少性を高めることもあります。

そんなアンティークロレックスも中古ワンルームマンションと同じように持っている人が手放さなければマーケットに売り物が出てきません。以前に比べ売却する人が減っているようで、アンティークロレックスの仕入れも難しくなっていると聞きました。

アンティークロレックスは既に使われているので、購入してから自分で使っても問題ありません。現行モデルの未使用品はケースに入れたまま保管しなければならないのとは対照的です。

他の人が持っていないような珍しいロレックスを手に入れて自分で使って楽しみながら価値が上がるのを待つことができます。

もちろん、すべてのアンティークロレックスが値上がりするわけではありません。個体の人気にも左右されますし、経済動向によっては高級時計マーケット全体が値下がりすることもあり得ます。

短期で値上がり益を狙う為替や株式とは異なり、期間を決めずに長期で楽しみながら価値の向上を待つ実物資産です。

インフレが加速する中で、希少性のある実物資産の価値は上昇しやすくなっています。アンティークロレックスが値上がりしなくても、貨幣価値が下落すれば値段は上がっていくことになります。