
イスラエル代表MFネタ・ラヴィは、近日中にガンバ大阪から町田ゼルビアへ完全移籍する見込み。町田とイスラエル代表選手の契約内容が母国で報じられているほか、町田が他クラブと争奪戦を繰り広げていた可能性があった模様。AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)を控える町田へ加入した後の問題点が早くも浮上している。
『One』などイスラエルの複数メディアが報じたところによると、町田はネタ・ラヴィの獲得で移籍金60万ユーロ(約1億300万円)を支払う見込み。1年間の契約延長オプションが盛り込まれた2年契約であり、年俸は80万ユーロ(約1億3,800万円)。ボーナスがすべて支払われる場合、100万ユーロ(約1億7,200万円)を超える可能性があるという。
ネタ・ラヴィの去就を巡っては、以前から再三にわたりイスラエル1部マッカビ・ハイファ復帰の可能性を同国の複数メディアが報道。しかし、『One』は7月21日に「中盤での新戦力獲得を目指すハイファは当初、ネタ・ラヴィの獲得を検討していた。しかし、G大阪は少なくとも2026年1月の契約満了まで放出するつもりはない」と伝えているだけに、町田がハイファと争奪戦を展開していた可能性も考えられる。
その町田は、2025/26シーズンのACLEへ参戦。引き続き準々決勝以降サウジアラビアで集中開催という大会方式になっているが、サウジアラビアはイスラエルとの外交関係がなく、イスラエル人の渡航を原則として認めていないだけ。それだけに、ネタ・ラヴィがACLE準々決勝以降の試合でピッチに立てない可能性がある。
なお、ネタ・ラヴィとG大阪の契約期間は2026年1月までであり、1年間の契約延長オプションが付帯していた。2025シーズン終了後までの残留が既定路線という見方がイスラエル国内で強まっていた中での町田移籍報道であるだけに、母国でも同選手の今後に注目が集まっている。