
プレミアリーグのアーセナルのレジェンドであるアラン・スミス氏(1995年引退)が、クラブの今2025年夏の移籍市場での動きについて、新戦力の加入を評価する一方で、今2025/26シーズンの選手構成において出場機会が限られる可能性のある選手について懸念を示した。
UKメディア『Metro』によると、スミス氏が売却の可能性を示唆したのは、クラブに所属するブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスだ。同選手は2022年にアーセナルへ加入後、度重なる負傷に苦しみ、ミケル・アルテタ監督の構想において、以前のような存在感を示すのは難しいことが予想される。
今夏のアーセナルはFWビクトル・ギェケレシュを獲得したほか、FWカイ・ハフェルツやFWガブリエウ・マルティネッリ、さらにはMFミケル・メリーノまでもがセンターフォワードのオプションになり得ると伝えられており、ジェズスは序列を下げると予測されている。
スミス氏は同メディアで、「ジェズスは負傷歴を考えると移籍するかもしれない。“ありがとう”と言って送り出し、移籍金を得るという判断もあるだろう。ギェケレシュやハフェルツがいる中で、今シーズンの出場機会は多くないはずだ」と述べた。
全盛期には優れた才能を発揮してきたジェズスだが、負傷歴によるリスクが評価を下げている。
また、アーセナルは8月10日に行われたラ・リーガのアスレティック・ビルバオとの親善試合で3-0と勝利し、新加入のギェケレシュが得点を記録。さらに途中出場のFWノニ・マドゥエケも存在感を示し、攻撃陣の充実ぶりを印象づけた。