
スコティッシュ・プレミアシップのセルティックに所属する日本代表FW前田大然は昨2024/25シーズン、ここまでのキャリアで最高のシーズンを送り、多方面から称賛を集めた。1月に日本代表FW古橋亨梧(バーミンガム・シティ)が、セルティックを離れたことでストライカーでの起用機会を得た前田は、得点を量産し、昨シーズンは公式戦で33ゴールを記録した。しかし、同僚のFWジョタの長期離脱後に開幕した今2025/26シーズンでは、再び左サイドのポジションに戻っている。
そんな中、スコットランドメディア『67 Hail Hail 』は、元スコットランド代表ロス・マコーマック氏が前田について技術面に関する見解を示した発言を伝えている。
マコーマック氏は「ばかげて聞こえるかもしれない」と前置きしたうえで、昨シーズンのPFA年間最優秀選手を受賞した前田を「技術的には優れていない」と評している。
具体的に同氏は、「前田はインサイドウイングとしても、下がってプレーをつなぐストライカーとしても、技術的に優れているわけではなく、優れたファーストタッチや周囲の状況をよく理解する能力なども備えていない」と述べた。ただし、これは問題視しているわけではなく、あくまでプレースタイルの特徴として語っている。
マコーマック氏はさらに、前田と新たに左サイドで組むことになったDFキーラン・ティアニーとの関係についても言及した。2022年にアンジェ・ポステコグルー前監督の下でセルティックに加入して以来、前田は主にDFグレッグ・テイラー(PAOKテッサロニキ)と左サイドでコンビを組んできた。
しかし、同氏は復帰したティアニーがテイラーとは異なるプレースタイルが特徴だと指摘し、前田はポケットに入り込んだり、ハーフターンでボールを受けてワンツーを繰り出すようなタイプではないため、左サイドでの連係面での変化は避けられないと分析した。