
プレミアリーグのアーセナルで守備の要を担うフランス代表DFウィリアン・サリバの周辺が慌ただしくなっているのかもしれない。
スペインメディア『Defensa Central』によると、ラ・リーガの強豪レアル・マドリードは今2025年夏、サリバの獲得を視野に入れ、クラブに所属するブラジル代表のFWロドリゴを交渉材料とするスワップ移籍を検討しているという。
サリバはアーセナルとの契約を2027年6月末まで残しており、同クラブが放出に応じるには説得力のある条件が必要とされる。
同選手は昨2024/25シーズンの全コンペティションで51試合に出場し、2ゴールを記録した。クラブのミケル・アルテタ監督の下、最終ラインの中央で安定したパフォーマンスを続け、リーグ戦では62回のタックル、25回のブロック、21回のインターセプトを成功させた。さらに、パス成功率94.3%と高精度のビルドアップも見せ、攻守両面でチームに貢献した。
サリバは鋭いタックルと的確なチャレンジで相手の攻撃を阻止できる守備力を備え、相手が攻勢に出ている時にはピンチをしのぎ、パス成功率が示す通り、自陣からの組み立ても得意としている。トップレベルでの豊富な経験を持つ同選手は、マドリードでも早期に順応できる可能性が高いとUKメディア『The 4th Official』は伝えている。
もしサリバがマドリードへ加入となると、シャビ・アロンソ監督の守備陣にさらなる強靭さと安定感を加えることが予想される。24歳とこれから全盛期を迎えるであろうサリバは、長期的な戦力としても価値が高く、複数の主要タイトルを狙うマドリードにとって理想的な補強候補といえるだろう。