アデモラ・ルックマン 写真:Getty Images

 今2025年夏にプレミアリーグのアーセナルは6選手を獲得し、前線にはFWビクトル・ギェケレシュとFWノニ・マドゥエケを加えるなど補強を進めている。移籍市場の期限までに、さらに攻撃陣の補強を行う可能性があると様々なメディアで伝えられている。

 イタリアメディア『Corriere della Sera』によれば、アーセナルはセリエAのアタランタ所属のFWアデモラ・ルックマン獲得を巡り、同リーグのインテルの動きを阻止する可能性があるという。

 インテルは既にアタランタにボーナス込みの総額3,900万ポンド(約77億3,761万)のオファー提示したが、アタランタに拒否されている。左ウイングの補強を優先しているアーセナルは8月中に約4,400万ポンド(約87億3,026万円)の条件で交渉に臨む可能性があるとUKメディア『Football Talk』が伝えた。

 ルックマンはセリエAで高い評価を受けているFWで、昨2024/25シーズンは全公式戦20ゴール7アシストを記録し、アタランタを再びUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場へ導いた。同選手は現クラブを離れ、より大きな挑戦を望んでいるようだ。

 一度オファーを拒否されたインテルは現時点で新たな提案を行っておらず、左ウイングの選手をまだ補強していないアーセナルにとって、この状況は好機となり得る。

 ルックマンは左サイドでのプレーを好み、カットインやスピード、ドリブルに加え、パスセンスも優れており、FWガブリエウ・マルティネッリやMFレアンドロ・トロサールとは異なる特徴で、アーセナルの攻撃幅を広げる存在と期待されている。