
EFLチャンピオンシップのバーミンガム・シティは今2025/26シーズンの開幕戦で8月9日にイプスウィッチ・タウンと対戦し、1-1の引き分けでシーズンの戦いを始動させた。この試合、MF岩田智輝と日本代表FW古橋享梧の2人の日本人が先発した。
古橋は、今年1月にスコティッシュ・プレミアシップのセルティックから、リーグ・アンのスタッド・レンヌへ移籍したが、同クラブでは出場機会を失っていた。その後、かつてセルティックでアシスタントコーチを務めたクリス・デイビス監督が率いるバーミンガムに今2025年夏に加入し、再起を懸けた新たな挑戦がスタートした。
この試合、古橋の積極的な動きで幕を開けた。開始7分、相手DFを振り切って飛び出し、飛び出してきたGKの頭上を越える巧みなチップシュートを放ちゴールネットを揺らしたが、主審が古橋のDFへのファウルを取って得点は認められなかった。リプレイでは接触はわずかに見え、チームとしても納得のいかない判定だった。
それでも古橋は攻撃の起点として動きを止めず、後半にはゴールポストを直撃するシュートを放ち、そのこぼれ球を味方が押し込んで得点につなげた。公式記録で得点者にはならなかったが、このゴールは古橋の動きによって生まれたものだった。
また、古橋のこの試合を通して見せた鋭い動きと得点への執念は、デイビス監督にとって心強い戦力であり、セルティックのサポーターにとっては喪失感を新たにするものだったとスコットランドメディア『Celts Are Here』が報じた。
さらに同記事では、古橋がセルティックを離れてから7か月が経過したが、クラブは依然として彼の代役を見つけられていないとも綴っている。