原口元気 写真:Getty Images

 クラブOBから強烈なダメ出しを食らっている。浦和レッズのアカデミーロールモデルコーチである興梠慎三氏が、同クラブ所属MF原口元気に苦言。8月9日の横浜FC戦を前に、低調なパフォーマンスで再三批判を浴びている元日本代表アタッカーに厳しい目が向けられた。

 パートナー営業という肩書きも持つ興梠氏は先日、浦和スポンサーである『三菱自動車』の本社を訪問。『レッズビークル』の公式YouTubeチャンネルでは、8日に興梠氏と三菱自動車の社員によるスペシャルトークの様子が公開されているが、ひとりの女性社員が浦和サポーターになった時から原口のファンであることを公言すると、同氏は「全然ダメだな。アイツいま。本当にもうちょい頑張らないと」「いつも喝を入れています」と辛辣な言葉を発している。

 原口はブンデスリーガ所属の複数クラブを渡り歩いたほか、日本代表の一員としてFIFAワールドカップの舞台でプレーするなど、国際舞台での実績は十分。しかし、2025シーズンのJ1リーグ公式戦では途中出場が多い中、低調なパフォーマンスに終始することが多く、以前からSNSで厳しい指摘を受けている。

 また、興梠氏は浦和の指揮を執るという仮定を立て、マチェイ・スコルジャ監督の采配に言及。「交代する選手が遅いというのは…批判じゃないすよ、僕が監督ならば、もう少し早く投入するかな。あと、スタメン組を固めているので。それだと、サブ組のモチベーションが保てないというのがあるから、色々な人を試して使う。その日、その週の中でコンディションがいい選手を使うというのは、イメージとしてあります」と持論を展開している。

 FIFAクラブワールドカップで3戦全敗という結果に終わり、2025年夏の補強が思うように進んでいない浦和。原口にはシーズン後半戦での挽回が求められるが、その原口に対して厳しいメッセージを伝えた興梠氏が今後、チームにどのような影響を与えるのか注目が集まる。